お魚のことわざ

な行

菜種フグは食べるな
なたねの花の咲くころ、フグは産卵期を迎え卵巣の毒性が最も強くなる時。この時期のフグを食べるなという昔からの言い伝え。
夏座敷と鰈は縁側がよい
カレイの背びれと腹びれのつけ根を縁側といい、身が締まっていて特に美味しいと珍重されています。夏の座敷は風通しの良い涼しい縁側が良い。縁側をかけ合わせた風流なことわざです。
夏の栄螺は口ばかり
夏のサザエは痩せていて美味しくない。大口をたたく人や口だけで行動が伴わない人のたとえです。
夏は鰹に冬鮪
旬を表す言葉です。カツオは晩春から初夏にかけて黒潮に乗ってやって来ます。一方マグロは日本海を北上し、津軽海峡のイカなどを食べて脂ののった最高級品に育ちます。大間産一本釣りマグロはブランド品として有名ですね。
海鼠に藁
ナマコをワラで縛ろうとすると身が切れるか、縮んでしまいます。転じて相手がたちまち弱って閉口する様子を云います。
塗り箸で海鼠を挟む
塗り箸でヌルヌルしたナマコはなかなか掴めません。転じて、無意味な骨折り、無駄な努力を言い表します。
猫を追うより魚をのけよ
いくら猫を追い払ってもそこに魚がある限りまた来ます。物事は原因を考えて対処したほうがよいというたとえです。
猫にカツオ節
みすみす食べられてしまうのはわかりきっていること。相手にみすみす利益を与えて、自分は損をしてしまうこと。
猫の精進
ほしくて仕方ないのに、うわべでは辞退すること。好物の魚を目の前にして食べなさいといわれているのに、「いいえ結構です」と表面上は辞退する猫の様子。