ほたてのおはなし
ほたての各部の名称と特徴・動き

貝柱
体の中で最も大きい器官です。普通の二枚貝は貝柱が二ヶ所ありますが、ほたて貝の仲間は発生の初期には二ヶ所にあり、大きくなると一方が退化します。ほたて貝が泳げるのはこの巨大な貝柱のおかげです。
生殖巣
ほたて貝の仲間は通常雌雄同体ですが、日本のほたて貝は雌雄異体です。産卵期が近付く十二月から四月頃には大きく膨らみ、雄は白色、雌は赤色となります。
外套膜
通称ヒモと呼ばれ、貝殻を作る働きをしています。
眼
外套膜の上に黒く点在しています。レンズや網膜などがあり、高等動物に匹敵するほど発達していますが、実際は光を感じる事くらいしかできないようです。
鰓
海水中から餌を取り込んだり、呼吸する働きをしています。
心臓
ほたて貝の心臓は二心房一心室からなり、動脈と静脈が通っています。血液は無色透明です。
中腸腺
通称ウロと呼ばれ、肝臓とすい臓の働きをしています。また、内部には胃があり、取り込まれた餌はこの胃で消化されます。
ほたて貝の貝毒
陸奥湾のほたて貝には、春~秋季、下痢性の貝毒が蓄積されることがあります。これは、貝類の餌となっているプランクトンが原因とされていますが、主に、ほたて貝の中腸腺(上図参照)に蓄積されることから、中腸腺を除去すれば安全です。


