お魚の栄養と料理
良質なタンパク質と肥満を防ぐ脂肪
人間の身体は主にタンパク質からでき上っています。ところで、この身体のタンパク質は人間が摂取する食物のタンパク質が、一度アミノ酸に分解された後、細胞の中でふたたびタンパク質に組み直されてできます。 |
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従って人間が健康な身体を正常に維持するためには、タンパク質がいかに重要なものであるかがおわかりいただけると思います。 |
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天然にある食品のタンパク質は、分解されると約20種類のアミノ酸になり
ます。
その中で、アミノ酸自体で取らなければならないものが大人の場合8種類あります。これを必須アミノ酸といいます。栄養上、良質のタンパク質というのは、この必須アミノ酸を、バランスよく、必要とする量を含んでいるものをいいます。魚のタンパク質は、この点できわめて良質なものです。牛肉や豚肉にくらべて少しもちがいはありません。 |
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魚のこのような良質のタンパク質は、また身体の中の塩分をぬく働きがあります。日本では魚を多く食べる漁村に脳卒中が少ないことが古くから知られています。 |
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脂肪には、動物性のものと植物性のものとがあります。動物性の脂肪を多く摂取すると血管や心臓に負担が大きく、この点、植物性脂肪の方が良いことは以前から知られています。 |
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魚は動物性ですが、その脂肪は植物性のものと同じように、不飽和脂肪酸を多く含みます。牛や豚などの脂肪にくらべて健康上良好なものなのです。牛や豚の脂肪は飽和の脂肪酸が多く含まれているため、これを多くとりすぎると血中のコレステロールがふえたり、動脈硬化を促進したりします。 |
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魚の脂肪はこのように障害を起しにくいものなのです。 |


